今回、重度発達障害の梅子さんにどうやって平仮名を教えたのかについて解説していきたいと思います。
知的にも重く、重度発達障害の梅子さんにどのようにして平仮名を教えたのでしょうか?
まずは梅子さんには、読みと書きを教えました。
・書き…クレヨンによるなぞり書き
読みと書きの2つを同時並行で教えて読んで書けるようにしていきました。
ブログでは、教え方に特化して書いていますが、なぜ、このように教えていったのか…という所はノートの方にまとめています。
よろしければ合わせて読んでいただけたら幸いです。
読みの教え方について
まず、何を用意すれば良いしたのでしょうか?
木の積み木を2セットと積み木を入れている同じくらいの箱を1つ用意しました。
1.絵と絵をマッチングする
2.合わせて文字を見せる
詳細なやり方や考え方についてはNoteの方に書きました。
3.文字を見える状態で箱に詰めていく
2)全介助で文字を人差し指でなぞらせて箱に詰めていく。
3)これを「あ」から「ん」まで繰り返して、箱に片付けていく。
書きの教え方について
発達障害のお子さんは書字困難が多いので書くのは難しいですよね💦
はい。
かなり困難は極めますが、指揮者のように大きく腕を動かしながら書いていくことで次第にリズムが入り文字を書いていくことができるようになります。
1)クレヨン…梅子さんの場合、大きめのクレヨンを用意しました。
2)らくがき帳…A3サイズ
子供の手にクレヨンを持たせて、一緒に何度もリズムよく書かせていきました。
1色だけでなく、何色も使って上から勢いよくなぞらせるやり方です。
梅子さんは書字困難なため、手本を見てささっと書ける人ではありません。
そのため、目を閉じていても体の動き(腕や肩など)で書けるようなやり方で書きを獲得していきました。
発声について
平仮名の発声をさせるにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは、風船やシャボン玉を使います。
風船やシャボン玉を使って、子供に模倣させていきます。
子供は最初、うまく出来ません。
口の使い方を知らないのげ原因です。
自分が上手く出来ない場合、全く遊びにのってこないので、机上で模倣することを教えてあげてください。