🌸桜🌸です。
今回は、1〜10のタイル並べの作り方について詳しく解説していきます。
【家庭療育】1〜10のタイル並べの材料
【材料】
- 黄緑色の厚紙方眼紙
- 厚紙(タイル盤の台紙)
- 鉛筆
- 物差し
- ハサミ
- ボールペン
- のり
- 油性マジック
【材料の選定】
1.黄緑色の厚紙方眼紙について
タイルを作成するとき、裏が方眼紙になっている方が使いやすいです。
2.厚紙(タイル盤の台紙)
「【家庭療育】発達障害の算数教材・100並べ」でも書きましたが、盤の台紙の色に決まりがありました。
- 段ボールのような色が発達障害の子供に集中しやすい。
- 発達障害児の子供の教材は往々にしてカラフルな色が多いが集中しづらくなる。
- カラフルな色は、目に映えすぎる。
- 教材には落ち着いた色を使うのが良い。
1〜10のタイル盤も同様に落ち着いた色の台紙を使ってあげてください。
3.水のり
この水のりは、ノリを出す太さが調節できるので、使いやすかったです。
【家庭療育】1〜10のタイル並べの作り方
1.数字1〜10のピースを作成
2.5㎝✖️2.5㎝の正方形のピースを10枚作って、マジックで数字1〜10を書いていく。
2.1タイル〜10タイルを作成
1)1タイル〜4タイルを作成
1タイルの大きさは、1㎝✖️1㎝の正方形です。
子供が持ちやすいようにタイルに厚みを持たせるため、1タイルを2枚作成し、ノリで貼り合わせます。
2タイルだと1㎝✖️2㎝となります。
間の線は、ボールペンで引いています。
1タイル同様に2タイルを2枚作成し、貼り合わせます。
3タイル〜4タイルも同様に2枚ずつ作成して、貼り合わせます。
2)5タイルを作成
5タイルになった時、2種類のタイルを1枚ずつ作成します。
1つは、下記のタイル、1㎝✖️5㎝のタイルです。
間の線は、ボールペンで引いています。
もう1つは、下記のタイル1㎝✖️5㎝のタイルです。
ボールペンで線を引かず、1つのかたまりのままとします。
大きさも1㎝✖️5㎝です。
この2つのタイルを貼り合わせます。
- 線を引いた5タイルは、お金で言えば、1円玉5枚を表している。
- 線を引いていない5タイルは、5円玉1個を表している。
- 1円玉5個と5円玉1個は、見た目や数が全然違っても、価値は同じ(共に1㎝✖️5㎝だから)を伝えることができる。
- タイルを並べるだけでも、既にお金の勉強を視野に入れている。
3)6タイル〜10タイルを作成
6タイルも5タイル同様に2種類作成します。
1つは、下記のタイル、1㎝✖️6㎝のタイルです。
5と6のタイルの間の線は、油性マジックで少し太めに引きます。
それ以外は、ボールペンで線を引きます。
もう1つは、下記のタイル1㎝✖️6㎝のタイルです。
この2つのタイルを貼りわせて、6タイルを作成します。
- 6タイルも5タイル同様に、線を5本引いたタイルは、1円玉6個を表し、線を1本引いたタイルは、5円玉1個と1円玉1個を表している。
- 子供は、4本以上線を引いたタイルを見分けられなくなるので、あえて5と6の間に太い線を引いて、強調させた。
7タイル〜10タイルまで、6タイル同様に作成していきます。
3.盤を作成
タイル盤を作成する。
30㎝✖️15㎝の盤を作って、ボールペンで線を引いていきます。
- 盤が出来たら、1〜10の数字ピースを置く枠の中に鉛筆などで薄く数字を書いておくとお子さんに分かりやすい。
- 梅子さんの場合、あらかじめ全く同じ1〜10タイル盤を作って、盤にノリでタイルを貼り付けておいて「見本」として利用し、見本を見ながらタイルを置かせていった。
- 梅子さんは、見本を見てもすぐには理解できなかったので、タイルをおく枠の中に鉛筆でタイルの大きさに合わせて線を引いて、タイルと線がピッタリ合うように置かせていった。
ポイントのところでは、梅子さんの分かりづらさに合わせた工夫を書きましたが、お子さんによっては、必要なかったりもします。
お子さんの状態に合わせて教え方を工夫してください。
1〜10のタイル並べの教え方については、「【家庭療育】重度発達障害児に1〜10のタイル並べの教え方を解説」をご参考にしてください。
では!🌸桜🌸